■チェコ・プラハ・
ゲイ旅行の勧め■

 Vol.2 プラハのゲイサウナ

 

●チェコ共和国 プラハ・ゲイ施設
 
Czech Republic  Prague

■■ プラハのゲイサウナ ■■


 プラハのゲイサウナは他ヨーロッパ諸国の大型ゲイサウナと比べると見劣りはしますが、コンパクトで設備はそろっており、清潔なイメージがあります。入場料は250クローネほど(約700円)。

 筆者が訪れたゲイサウナは3店、どこも淫靡に落ち着いた雰囲気がありました。オランダ、アムステルダムよりもこっちの方が好きだな僕は。
 ただし筆者みたいなイケイケドンドンは浮きます。東洋人(チーノ)であるだけでも相当浮きました。(この記事は2003年に書かれたものです。現在は状況が違っている可能性がありますので御注意ください)

 

●バビロニア Sauna Babylonia ゲイサウナ


 各ゲイガイドブックやネットの情報でもここが筆頭に挙がっています。写真のように入り口にはレインボーカラーのデザインがされていてオープンなイメージ。

 環境のいい分かりやすい場所にあり、筆者が行った3店の中でいちばん広いのもここでしょう。

 ジャグジー、乾式サウナ、スチームサウナ、バー、フィットネスなど基本的なゲイサウナ要素はそろっていますが、いまいちアッケラカンとした造りで、猥雑な感じはしません。その分、淫乱野郎には物足りないかも。

 夕刻の早い時間にかかわらず西洋人が20人ほど、旅行者らしき人が目立ちました。

Sauna Babylonia 営業時間:午後2時-深夜3時 住所:Martinska 6, Praha 1
地下鉄駅:Mustek 電話:224232304

《写真・バビロニア入り口、バビロニア内部》


 

 

●サウナダビッド Sauna David ゲイサウナ

 最近改装して再オープンしたらしく施設内はとてもきれい。

 2002年のプラハ大洪水でここのような地下施設は完全に水の下になったとのこと。前の道全体がまるで川になっている写真がウェブサイトにありました。それによる改装だったのでしょう。

 気楽な感じのバーが印象的。施設としては狭め。たまたまかもしれませんが太目の方ばかりだった(とくに太目専用という記述はみあたりません)。

地下2階にある明るめのサウナが中心。

Sauna David  営業時間:昼12時-深夜 住所:Sokolovska 44, Praha 8
地下鉄駅:Florenc 電話:603504998

《写真・ダビッドサウナ入り口と内部》






 

●サウナマルコ Sauna Marco ゲイサウナ

 筆者はここがいちばん気に入りましたね。淫靡な雰囲気でなかなか楽しめた。2階は薄暗いスチームサウナでそうとうソソります。客層は若め。スタッフもきれいどころが揃ってる。

 ただ、中心街から離れているせいかメインと思われる遅い時間に行ったのにかかわらず入場者は少なめ、12,3人でした。あるウェブサイトでは「人は多くはないが推薦!」と記述してあります。

 声をかけてくれた人(英語が話せる人)がいたのはここだけでしたが、タイプじゃなかったのと、自分、ハッテン場でしゃべるとテンション下がっちゃうんでしゃべらない主義なんですよ。ニコッとしてかわしてしまった。ごめんね。

 ここへは徒歩で行きましたが、人通りの全くない裏通りはいささか怖かったのは事実。事前の広告や情報ではいまいち目立たないので、旅行者には敬遠されてしまうのかもしれません。

Sauna Marco 営業時間:午後2時-深夜3時 住所:Lublanska 17, Praha 2 
地下鉄駅:C I.P.Pavlova 電話:224262833 

 《写真・サウナマルコ入り口と内部》




 

■プラハ・エピソード3 

◆ドラークスでの出来事 Drake's バー&ハッテン場


 〈ドラークス・プラハ〉のような形式のバーは、日本ではほとんど見られません。

 きちんとしたハッテン場とバーが隣り合わせに同居し行き来は自由。ハッテン場のフロアはビデオボックスを迷路状態にした洞穴のようなところ。バーにはダンススペースがあり、時間帯によりストリップショーがある。

 筆者が訪れたときには、このダンススペースのお立ち台でひとり必死に踊ってる青年がいた。

 脱ぐのかな?とか思ってたら、けっきょく脱がずに終わったのでお義理で拍手したら近づいてきて英語で話しかけてきた。
 ここプラハに来て、向こうから話しかけてくれるというケースがなかなか無かったので、けっこう嬉しい。

 その青年、店にいた他の人にも声をかけ、僕を紹介してくれる。
 いろんなタイプの人がニコニコと僕と握手。中にはシュワルツネッガーみたいな人も…。

●クラブかハッテン場か?はたまた売り専か?!

 5人ぐらいから片言英語であれやこれや話しかけられ急にてんやわんやのモテモテ状態です。
 で、その中のひとりが「気に入った人がいたら言ってくださいエスコートしますから」と言う。

 つまり、踊ってた青年を除き、皆さんウリ専のボーイ。どうりでね、この過剰なフレンドリー加減。始めに言って欲しい(資料にはエスコートサービスありって書いてあるけどさ)。

 それにしてもずいぶんヘビーイメージのウリ専やね。マッチョ好きにはたまらんだろうけど…。わたしゃシュワルツネッガーは買えません!(断言)。

 踊ってた青年はけっきょくバーの客だったようです。
 この青年、「自分は個人タクシーをやってる」と名刺をくれた(白タク?)。

 「帰りは利用してね」と言う。『夜も遅いし、閑散とした場所で苦労してタクシーを拾うよりもこの人に送ってもらった方がいいかな…』と、ホテルまで送ってもらいましたが、そうとう警戒しましたね正直な話…(普通車だったし)。

 いい青年だけど、慣れない旅行者にとっては警戒するのもしょうがないと思う。

 〈ドラークス・プラハ〉はオランダ・アムステルダムにも支店があり、ここプラハ店はスペースも広くおしゃれで明るいイメージです。プラハのゲイスポットとして充分お勧めはしますが、クラブとウリ専は分けて欲しいと私は思います(ノウハウが違うでしょ)。

Drake's
営業時間:24時間
住所:Zborovska 50 Praha 5
地下鉄駅:Andel

《写真・上からドラークスの広告、ドラークスの店内》
《写真一番下は、ドラークス店内と直結している洞窟型の迷路ハッテンスペース》
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