■スウェーデンを振り返る■
Vol.2
  
2013/5/12(San)
  スウェーデン その7
 ●スウェーデンのゲイ雑誌
サイト『KOM UT』より
Stockholm, SwedenQX GayMap

 スウェーデン記事、第7弾です。まず2002年当時の筆者(fanta)の記事をそのまま、後述で現在(2013年)の感想を言います。今回は原稿を書いた順に出します。

●スウェーデンのゲイ雑誌

 しっかりしたゲイペーパーを2紙見つけました。『KOM UT』は32ページB4版、一部カラー。内容豊富で、インタビュー、ゲイ施設広告、団体の広告も多くリブ的色合いの濃い印象。

 『QX』は32ページA3版、ほぼカラー。『KOM UT』と紙面づくりは似通っているが、裸の写真も多く(数点)娯楽的色合いが濃い。SONYやKLMなど大手企業の広告が載っている。両紙とも無料。ショップやバー、クラブに置いてありました。

《『KOM UT』、『QX』写真》

***** 2013年の感想

 当該雑誌は当時実際に手に取って、持って帰って、原稿用に写真を撮ったんだろうと思います。今現在(2013年)手元にないですね。10年以上前の雑誌を探して見つかったとしてもあまり意味がないと思いますので、改めてネットで『KOM UT』と『QX』を検索しました。

 『KOM UT』はすぐ出てきまして、グーグル翻訳によるとスウェーデン語ということですので、サイト『KOM UT』これが、当時の雑誌を元にしているサイトであると受け止めてよろしいでしょう。スウェーデン語なんでちょっと分かりかねますが・・。

 『QX』+gayで検索するとまず、「ロンドンのゲイマガジン、QX」というのが出ましたが、その下の方に、「Stockholm, Sweden | QX GayMap」とありましたので、こっちが筆者(fanta)が当時ストックホルムで見た、ゲイマガジン『QX』と考えた方がよろしいでしょう。

 ゲイマップはゲイが観光で訪れる都市には必ずあって、広告で無料ペーパーにしている場合が多いですね。ストックホルムはギリギリ適用(人口等の兼ね合いなど)ってところじゃないでしょうか?

 世界一のゲイタウンだった新宿2丁目にも2000年ごろゲイマップを目にしましたが、今どうなんですかね?行ってないからサッパリ分かりません。2丁目自体が廃れてるという話もあちこちから聞きます。

 2002年当時の記事に、「両紙とも無料。ショップやバー、クラブに置いてありました」と書きましたが、具体的ビジュアルとして思い出せません。ショップやバーの記事を出す時に思い出すかもしれません。

写真は、『KOM UT』、『QX』より。

 
2013/6/12(Wed)
  スウェーデン その8 
 ●ストックホルムのハッテン場・前
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US Videoのフライヤー
US Videoの入り口

 今回もいつものように、まず2002年当時の筆者(fanta)の記事をそのまま、後述で現在(2013年)の感想を言いたいところなのですが、2002年当時の記事を読み直して、思い出すことがほとんどないです(けっこう施設を廻ってますね。これだけ廻れば当時は覚えていてもゴッチャになってしまいますわ)。

 ですので、2002年当時の場所別の記事から、現在(2013年)の感想と、現在調べられる情報を載せました。6店舗の情報で、ちょっと長くなってしまいましたので、いたしかたなく3店舗づつ、前後編にしました。

 まあ、最新のストックホルムのゲイ施設を言うならば、ネットで検索してそれなりのページを見つけた方が早いと思いますけど、当時、実際に行ったのは下記の場所ですから、それ尊重しましょう(自分で言うのもなんですが・・)。

●US Video(ショップ&ハッテン場)(2002年の記事)

 ゲイ媒体各誌に一番宣伝展開しているのはここのようです。住宅街の一角、店名ネオンの下、小さなドアを開け地下に降りると、気が狂ったような本数の男女ビデオとゲイビデオの多さ。

 日本の(TUTAYAのような)一般大型ビデオレンタル店全部にポルノビデオを並べたような店内。
 若い男女がカップルで2組いたのは、さすがスウェーデンの光景かも。ゲイビデオもコーナーで分類され、並んでるのを見るだけでもお腹いっぱい。東洋人コーナーもありました。ゲイ関連で30%ぐらいを占めてる。

 女性も入っている店内でもしっかりゲイ向きハッテンスペースがあり、受付で700円ほど支払ってドアをくぐる。その先は迷路とビデオボックスとビデオシアターをごちゃ混ぜにした感じ。けっこう広い。

 ここはストックホルム1,2を争う規模。削り取ったような剥き出しの石 の壁が、この地域の地質を現しています。午後3時頃のハッテンスペースには男たちが10人ほど。

住所:Regeringsgatan 76 営業時間:24時間
《US Video写真》

・現在の感想と情報(2013年)
 『TUTAYAのような一般大型ビデオレンタル店全部にポルノビデオを並べたような店内』はインパクトあって良く覚えています。男女のカップルも覚えてる。ハッテンスペースは、う~ん、覚えてないです。
・US Video 現在のネット情報はこれ。 

*****

筆者が当時撮った写真の
中にFOXYの入り口写真が
ありました。
●フォクシー・Foxy(ショップ&ハッテン場)(2002年の記事)

 ショップ空間は4,50畳ぐらいでけっこう大きく、ゲイビデオやゲイグッズ、ゲイ雑誌、ポルノ本などが充実していました。雑誌関係はここで買うのがいいかもしれません。ヨーロッパのゲイガイドブックもありました。

 付随のハッテン場は、12席ほどのなんてことないビデオシアター1つ。シアターに入ったときは筆者ひとりでした。上映されるビデオの出演者はバッチリ筆者のタイプ。もちろんモロ出し。これは嬉しい。

 上映する作品は受け付けでスタッフが選んで流してます。どうも、筆者がシアターに入る前、筆者のタイプのポルノ本を立ち読みしていたので、スタッフが気を利かせたようです。1時間半ほどまるまる見ました。スタッフは親切でした。

住所:Tomtebogatan 13 営業時間:12am-22pm
《Foxy写真》

・現在の感想と情報(2013年)
 多分、ここがストックホルムで初めて入ったゲイ施設なんだと思います。ここはよく覚えてますよ。店の間取りも店員のにいちゃんも覚えてる。まあ、記事にあるようなエピソードがあったからでしょうね。

 シアターはなんてことないプロジェクターのビデオシアターでソファーとか普通のイス。誰も入ってこなかったけど、ビデオが面白かったから長いこと確かに居ましたね。ああ、ここでヨーロッパのゲイガイドブック買ったの今思い出しました(結局使わず)。
・フォクシー 現在のネット情報はこれ。 『Foxy 住所』で検索すると、こんなのしか出ません。

*****

●マンハッタン・Manhattan(ショップ&ハッテン場)(2002年の記事)

 ビデオを売っていて、その売り場は10畳ほどのスペースなのだが、ドアをくぐってビックリ。300人収容の映画館ぐらいのスペースを4つに区切ったビデオシアター。

 筆者は真っ昼間に訪れ、年輩を中心に7,8人いた。行動様式は日本のハッテン映画館とまるで同じ。

住所:Hantverkarg 49 営業時間:12am-6am

・現在の感想と情報(2013年)
 多分fantaの記憶が正しければ、他の場所との記憶と比べて、この施設が一番デカかったような気がします。と言うか、無駄なスペースが多かったような記憶があります。真昼間で人少なかったしね。

 『4つに区切ったビデオシアター』という表現がいまいちよく分かりません(忘れてる)。映画館の館内のドアをくぐったような開いたような記憶があるので、映画館の中、その廊下で出来上がってるハッテン場であることは間違いないです。

 後日、一般サウナハッテン場で会った人がここで会ってるんで、それで印象づいているというのもありますね。
マンハッタンのウェブサイトはこれ。

写真は、各ウェブサイトより。

 
 
2013/6/22(Sat)
  スウェーデン その9 
 ●ストックホルムのハッテン場・後
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 さて、「ストックホルムのハッテン場」後編です。
 2002年当時の場所別の記事から、現在(2013年)の感想と、現在調べられる情報を載せました。残りの3店です。

・レボルトショップ・Revolt Shop(ショップ&ハッテン場) (2002年の記事)

 8畳ほどのショップで、ゲイポルノ雑誌が充実していた。ハッテンスペースは、10人ほどの小ビデオシアターが2室。ここで発行しているビデオリストの冊子(無料)がけっこう豪華。通信販売が中心と思われる。

住所:Nytorgsgatan 21A 営業時間:11am-22pmが基本

・現在の感想と情報(2013年)
 2013年時点で、名前と住所で検索してもそれらしいのが出てきません。辞めたか本文にあるように名を変えて通信販売に専念したか、そもそも筆者(fanta)がココを全く思い出せません。

・ベースメント・Basement(ショップ&ハッテン場) (2002年の記事)

 ショップはほんの6畳ほどのスペース。住宅の地下はしごのような階段を下りると、そこは車50台ぐらいが停められるようなスペースを迷路やシアター、ビデオボックス、TV室などに区切った巨大な地下空間。1階とのギャップにちょっとびっくり。若い人が多いようです。全裸の露出狂もいた。

住所:Bondegatan 1b 営業時間:12am-6am

・現在の感想と情報(2013年)
 ここは覚えてますよ。スウェーデンのにいちゃんとやったとこですね(『エピソード1 日本人のチンコ』参照)。
 本文に出てくる”露出狂”とは、30代ぐらいの普通体型アジア人だったと記憶します。

 内部は本文のとうりですが、補足すると、中央に趣向を変えた各部屋を配置して、その周りを360度、照明をいろいろ変えたハッテン廊下にしてあるという感じ。人はともかくここが一番多かったのは確か(当時)。

 10代ッぽい美少年がウロウロしていたので、すれ違いざま、股間を揉んでやったら、えらいビビってんで、『この程度でビビってんならハッテン場なんかに来るなよ』と思ったのを記憶してます。

 ベースメントのウェブサイトはこれ。2011年に経営者が変わったそうで、イベントいろいろやっていて面白そうです。立地は完全に忘れましたが、あの形態はハッテン場として有利だと思います。

・追記 ストックホルムの地図を見たら、ベースメントの立地思い出しました。日本で例えると、新しめの公園の廻りに建てられた新しいオシャレな住宅地、日本人の目から見るとそのように見えるけど、実際は古い街なんでしょう。雪がかぶっていたからメルヘンチックな風景に見えました。

 ベースメントから帰る道すがら、家庭の灯が雪に映っている光景が印象的でした。ベースメント自体の入り口は忘れましたが、まあここに限らず、ストックホルム各施設は、バラバラに一般の場所にあります。

・ベリイン・Beriin(ショップ&ハッテン場)

 怪奇コメディー映画『アダムス・ファミリー』のママみたいな女(?)が、受付やってた。ショップは10畳ほど。奥の方はドア仕切の無いビデオボックスと迷路。日本の事務所改造タイプのビデオボックスと同じくらいの広さ。

住所:Luntmakargatan 76

・現在の感想と情報(2013年)
 ここもよく覚えてる。受付が受付だったんで、まるで遊園地のお化け屋敷に入る感じでした。「ここに入りたいんですが・・」と言うと、受付の女性、”え?いいんですか?・・”ってな顔をしてましたね。『いいんだよ取材なんだから、どんなところか分かればいいの』と「オーケー!ハウマッチ?」とfanta。

 時間も一番早い時間でしたからね、誰も居ませんでした。他のところもそうだけど、ストックホルムの地盤でしょう。岩盤がむき出しで、壁が岩のまんまというのが、綺麗に整えられたお化け屋敷という感じ(いい意味でね)。10分も居ないで出てしまいました。広さも小さかったし。今、ネットで検索してもそれらしいところは出てきません。

写真は、ベースメント・ウェブサイトより。

 
 
2013/8/24(Sat)
 スウェーデン その10 
 ●ストックホルムのコンビニのエロ本

 さて、スウェーデンシリーズ、その10回となりました。あと数回ありますね。あとちょっとです。よろしくお付き合いいただきありがとうございます。

 今回の「その10」は、2002年の記事だけで、2013年の感想は新たに書きません。

 当時と今と筆者(fanta)の感覚がそう変わるものでもありませんから。今読んでも、まさに”自分”という感じがします。

 ああ、先に2013年時点の感想言っちゃいましょう。当時はデジタルTVになってない時代ですから、TVモニターの規格を気にしてたんですね。

 今はなんとかなりますよ。TV規格について関心のある方は、筆者管理の別サイト、「メンズウォッチング・男の裸が見られる映画」のリージョンコードについてをご覧ください。

**************
以下、2002年の記事

エピソード
■コンビニのゲイ雑誌


 いろいろショップを回ったわけだけど、ショップは基本的にビデオやDVDが主体。ビデオは日本とTVモニターの方式が違うため買っても映らない。では本か?と言うと、ショップではポルノ本の種類、あまり充実していないんですよね。せっかくもろ出しのスウェーデン来たんだから、お気に入りを買いたい。

 けっきょく、ストックホルム初日に見た、中央駅の普通のコンビニで売っている男性ヌード雑誌が、いちばん良いってことに(自分の中では)なりました。

 じゃあ、買いに行こうってことで、中央駅のコンビニ行って、3冊ぐらい選んでレジに持っていこうとするけど、一般の男女が大勢レジに並んでいて、恥ずかしくてなかなか買えない。どうでもいい『猿の惑星』が表紙の一般DVD雑誌もカモフラージュに買って、一番上にのっけて、並んでる人が空いたすきにレジに直行!

 レジのおばちゃん、『いらっしゃい』って感じでニコニコと、まず『猿の惑星』。そのレジ打ち済まして、次ぎにイギリスのゲイ雑誌『gaytimes』。一瞬ウッ!となったが、動じず、次の雑誌、チンコ丸出しの表紙の『ALLBOY』…。おばちゃん、けっこう固まってるのが分かりました。笑顔が消えてる。

 おばちゃん、レジ打つたびにレジ台に全誌の表紙をあからさまに置いちゃってたんだけど、すぐに『猿の惑星』を一番上にして、まとめ直してくれました。親切ですね。これって、けっこうスウェーデンの常識(良心?状況?)かも。

 つまりお店としては、一般の場ではあるが、商品としてそこそこ売れるから、そういうキツイ雑誌も並べてあるんだけど、実際購入する人を目の当たりにすると、いささか引いてしまうってこと。スウェーデンだから特別なんてことはないと思いました。

写真は、このコンビニで買ったUK誌「gaytimes」の現在(2013年)のウェブサイトより。
 
 
2013/10/6(Sun)
 スウェーデン その11 
 ●お風呂を探して…
ガラムスタンの街並み
(クリックで少し大きくなります)
ガラムスタンのお店
お城の門兵さん
 
Storkyrkobadetの入り口

 スウェーデン記事まだあります。
 まあ、今回のように久々に自分で読んで面白かった記事は、恐縮ですが、小出しに出させていただくのが正攻法じゃないかとも思っております。

 ということで、いつものスウェーデン記事基本のように、まず2002年当時の筆者(fanta)の記事をそのまま、後述で現在(2013年)の感想を言います。南島ってのは筆者(fanta)のことね。

 今回は【エピソード】として載せた記事です。長いですが全文、そのまま出します。

******** 2002年の記事。

■お風呂を探して…

 『スパルタカス』には、「専門営業のゲイサウナはストックホルムにありません」とあります。その代わり(なのか?)、一般浴場のStorkyrkobadetにゲイが来ていると書いてあった。

 どんなところかの説明はなく、小さなプールがあるとだけ書いてある。
 場所はガムラスタン地区ということだけ。

 といってもガムラスタン地区は四方5,600mほどもあって、建物が密集している。Storkyrkobadetがどこだかサッパリ分からない。

 でもガムラスタン地区一帯が観光名所となってるし、とにかく行って、街を散策しながら探せばいいやって気持ちで、地下鉄のガムラスタン(Gamla Stan)駅を降りてみた。

 旅行ガイドブックに案内してあるようにそこはスウェーデン独特の古い建物がひしめき合うムードある地域。日本でいえば浅草仲見世といった位置づけか?

 手作り人形のようなお土産屋さんや、古風でしっとりしたレストランなどが並んでいる。細い道は暗いけどポツリポツリと灯籠が点いていて、独特のムードを醸しだしています。

 つらつら歩いていると石畳の荘厳な広場に出た。道に迷ってしまう前にStorkyrkobadetの場所を誰かに聞こうと思うが、人影もまばら。

 でっかい建物の入り口に若い門兵さんがいた。銃を構えていてちょっと怖いけど、この人に訊いてみよう。

南島「すいません。ストアキヤコバデットどこでしょうか?」(実はStorkyrkobadetはスウェーデン語なので発音がよく分からない。しょうがないので英語読みしちゃてます)。

門兵さん「いや、分かりません」

南島「(水泳のポーズをして)この近くにプールがあるそうなんですが?」

門兵さん「さあ、知りません(雪降ってるのにプールもねぇだろう?)」

南島「スウェーデン語でプールってなんて言うんですか?」

門兵さん「プールですが・・?」

南島「ここはどこですか?」

門兵さん「キャッスル(お城ですが・・?)」

南島「(建物を指さして)こっちは何ですか?」

門兵さん「キャッスル(こっちもお城ですが・・?)」

南島「(ラチあかねぇな、まあいいや)写真撮っていいですか?」

門兵さん「いいですよ」

すると門兵さん、軍隊式に銃を地面にカチャッと音をたてて立て、カラダをシャキーーン!! 
うわ、僕ひとりのためにバッチリきめてくれた。感激っ!

 さあ、ここがお城だってことは分かったけど、Storkyrkobadetがどこだか相変わらず分からない。
 仕方なくとぼとぼ歩いていると7,8歳ぐらいの男の子がいた。プールとかそういうのは子供に訊くべし、と瞬間思った僕は、

南島「ストアキヤコバデットって知ってる?」
男の子「ううん、知らない」
南島「この近くのプールらしいんだけど…」
男の子「ああ知ってるよ! そこの道行って、こう行って…」
南島「どうもありがとう」

やっぱりこの子に訊いて正解でした。
別れ際、彼、「大きいとこだよ、いいとこだよ!」って言っていた。

 さて、いったいどんなところなんだろう。ほどなくStorkyrkobadetの看板を見つけました。
 ちょっとイメージ違ったなぁ。プール? 入り口からの雰囲気だと、これ、日本でいえば昔気質の銭湯ってところじゃないかな? 

 アパートのような廊下を通って、せまい階段降りてって、受付みたいなところにおばさんが居た。
 「ここはプールですか?」って訊いたら、
 「そうですけど、今日は女性の日で、男性は明日なんですよ」と教えてくれた。

 残念。受付を去るとき、洗面道具をもった2人の婦人とすれ違った。『せっかく来たのにねぇ…』といった感じで微笑んでくれた。庶民的な温かみを感じました。明日は帰国の日。もう来れない。

******** 2013年の感想。

 まあ、読んでのとおりですが、まず、ガムラスタン地区の古風な街並みは印象深いですね。

 記事では”日本でいえば浅草仲見世といった位置づけか?”と書きましたが、今から思うとちょっと違うな。京都の裏通りと言った方が雰囲気合うと思う。と言っても、fanta自体、京都をよく知りません。

 ここで庶民的な暖かさを感じたのは確かですが、記事掲載時には書きませんでしたが、ガムラスタン地区の古風な中級レストランのウエイトレスは何となく無礼でしたね。

 観光客なれしてないレストランに入ったのが失敗だったか、そもそも日本並みのサービスを当たり前と思ってる日本人(私ね)がボケてるのか、まあ、両方だと思うけど・・。いや大したことではない。何となく態度がね。

 逆に言うと、フィンランド含め北欧ではこのウエイトレスのようなのは珍しいから印象に残ってる。ほぼ北欧は日本人(東アジア人?)に対して親切ですよ。
 これが東欧になると随分話が違ってきますが、まあ、今回の話には関係ない。

 今回の2002年度の記事に出てくる門兵さん、男の子、風呂屋の受付、2人の婦人、その他、他の項に出てくるスウェーデンの人たちは皆さんフレンドリーでした。fantaは間違いなく好印象を持っています。

 この記事の中では、門兵さん、いい男だったね。何故当時、それを記事を書かなかったかと言うと、場所バレ、写真付きで顔バレしてますから(記事掲載時、門兵さんの写真を使ったかどうかは忘れました)、この兵隊さんに失礼だと思ったからですね。載せてたのがゲイ雑誌『薔薇族』なんだし。

 じゃあ、今はいいのかと問われれば、十年以上前だし、このウェブサイトは、独立してるんで問題ないと思います。記事に書いてあることが全てなんだから。

 子供に訊くところ、
> 別れ際、彼、「大きいとこだよ、いいとこだよ!」って言っていた。
 まず間違いなく、fantaは、「サンキュウ~」って大声で言ったはず。手前みそだけど、いいシーンだと思います。

 風呂の受付のおばさんが「明日がメンズデーだから明日いらっしゃい」と言っていた。
 まあ、記事のように明日は帰国日で、来れなかった訳で、まあ、この先行かれることは、まず無いでしょうね。

 べつに外専ではないですが、ゲイサウナじゃない、一般の西洋人の温浴施設に一度は入ってみたい。この絶好のチャンスを逃しましたね。

 だってさ、風呂って文化の源みたいなところあるでしょ。ルーツの違う西洋人なら、なにか新たな発見があるはず。
 ゲイサウナがあるじゃないかと思われるでしょう。しかしゲイサウナはゲイ文化で曲げられてるからね。一般の文化とは道筋が違う。

写真は、全て筆者(fanta)が撮りました。しかし一番上のガラムスタンの街並みの写真は絵画みたいですね。元写真を全くいじっていません。トリミングもしていません。そのままです。

 
 
2013/11/12(Tue)
スウェーデン その12 
 ●空港で引っかかった
・スウェーデン記事そろそろ
尽きるんで、この写真出しましょうね。
ただ歩いていて目に付いた、
多分有名な教会だと思います
(クリックで大きくなります)。
・機内から撮った外の景色。
空港の話が出たんで、もう出す機会ない
から、今出しましょう。
多分シベリア(ロシア)だと
思うんですよね。
どういうスケールで写ってるのか
サッパリ分かりません。
横幅何十キロもある山なのか、
せいぜい3キロなのか、不明です。


 いつものスウェーデン記事基本のように、まず2002年当時の筆者(fanta)の記事をそのまま、後述で現在(2013年)の感想を言います。

 今回は【エピソード】として載せた記事です。全文そのまま出します。

******** 2002年の記事。

エピソード
■空港で引っかかった


 「引っかかった」って言っても、テロ警備で機内持ち込み手荷物の金属類。帰国の際のストックホルム・アーランダ空港、X線に小型のナイフのような物が写ってると言う。

「開けてもらえますか?」と警備の人。この警備の人、なかなかいい男です。なんか好きなタイプ。

 ナイフには心当たりがないけど、仰せにしたがって、布製アタッシュケース状のバックを開けた(ノートパソコンをスッポリ入れるようなバッグですね)。

 そのバッグがまた、旅行用の目覚まし時計やデジカメのバッテリーの線、洗面用具を入れた黒いポシェットとかの配置がいかにも爆弾みたいに見える。

 その警備の人、一瞬『ウッ!』となってました。実は荷造りしている時も『映画の爆弾みたいだなあ』と思っていたけど、きれいに仕切るとそうなっちゃう。こちとら悪気はないです。

 で、「このポシェットの中ようですね。開けて調べていいですか?」と警備員。

「いいですけど、洗面用具ですよ」と僕。危ない物は何もないはずなので、調べはその人にお任せしていました。

 ところが、そのX線に写っているというナイフ状の物、それがなかなか見つからない。再びX線通したりして位置を特定しても分からない。ポシェット内の小さなポケットいろいろまさぐって確認していました。

「X線の画像では、どうも爪切りみたいですね」と彼(『ネイル』って発音していました)。で、やっとのことで爪切りが横のチャックの中にあった。僕も忘れてました。警備の人、よーくそれを確認して、「はいOKです。ご協力ありがとう」でニッコリ。いい笑顔してるなと思いましたよ。

 僕が自分でポシェットをバッグにしまうとき、『あっ、ポシェットの中にはコンドームの束とか、エッチなコックリングとかも入ってたんだ!』と思い出し、いきなり恥ずかしくなった。でもタイプの男にプライバシー覗かれて、ちょっと嬉しいかも(羞恥マゾ)。

******** 2013年の感想。

 空港のセキュリティチェックについては各国それぞれと当時は思っていましたが、近年は全体的に厳しいんだと思います(と言っても2012年の成田とバンコクしか最近は知らんけど)。

 筆者(fanta)がスウェーデンに行ったのは、2002年だから、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の後で、すでに気は引き締まっていたはず。

 はずですが、やはり国によって違うと当時思っていたのは、インドネシア・バリ島のゆるゆる加減。
 空港職員が空港内でハッテンしちゃうんだもの。その1,2年後だったと思いますよ、バリ島テロ事件があったのは。空港の緩さが狙われたんだと思いますね。

 ああ、アジア某国ではコンドーム、「日本製は良いよ」と言って検査官にあげましたよ。ワイロじゃないけど。スウェーデンと話がそれましたが。

 
 
2013/12/24(Tue)
スウェーデン その13 
 ●一般のハッテン場

 さて、スウェーデンシリーズ、多分、今回が最後です。
 いつものように先に2002年度の記事をそのまま、後に今(2013年)の感想を述べます。

******* 2002年の記事

・公共プールEriksdalsbadet

 地下鉄Skanstull近くの一般プール遊戯施設。日本でいえば遊園地のプールですね。老若男女がたくさんいました。

 スチームサウナと乾式サウナ、シャワー室。スチームサウナにゲイが何人かいる。ロッカールームの前の腰掛けで張りこんでる若い人も数人居ました。一般の人にはほとんど分からないでしょうね。まあ、景色は一番良かったかな?

 ゲイじゃないけど高校生ぐらいの集団が素っ裸でシャワー浴びてチンコ洗ったりしてる姿はなかなか見ものでございました。ズロンと包茎が多いな、やっぱ。

エピソード
■昨日会いました?

 プールのサウナで座ってると、「君、昨日会いましたよね?」って話しかけてくる人がいた。「えっ?何処で?」って聞き返したけど、何かモゴモゴとはぐらかした。「ひょとして(ハッテン場の)マンハッタン?」と言ったら、恥ずかしそうにうなずいておられました。

 このプールのサウナには、ゲイが15%ぐらいいるって言っていました。筆者の感覚でもそのくらいだなと思いましたね。

 「『スパルタカス』の情報は古いでしょう?」「確かに」とか、ささやかな会話。いろいろストックホルムのゲイ状況を教えてもらいました。タイプじゃないけどいい印象。

******* 2013年の感想

 まあハッテン場で再び会うってのはよくあることでね。そんなようなことでゲイの人間関係ができてると言っても過言ではないでしょう。そこら辺は世界共通だと思います。

 このストックホルムのプールだけど、バラエティに富んだファミリー向けの大きな屋内プールで、洞窟とかあってけっこう面白かったです。洞窟なんて安全監視が行き届かないと思うけど、いいんでしょうか? 洞窟はハッテン場じゃありません。

 ああ、今思い出したけど、ロッカーの使い方が分からない。近くの人に訊いたら、”受付で鍵を買う”んだそうだ。そんなシステム分かる訳が無い。

 スチームサウナは日本と同じ感じ。あからさまなハッテン場では無いけど、確かに15%ぐらいはゲイでしたね。15%と細かいのは、”10人、人がいて、ゲイが2人居るか居ないか”ってな数字です。


 
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